千葉放課後連とは
会長交代後、HPの更新がおそくなり申し訳ございませんでした。
新会長のご挨拶を掲載いたします。今年度より前会長は名誉会長に就任いたしました。田中哲が千葉放課後連会長に就任いたしました。
新会長の元さらに千葉放課後連一同研鑽に励み「子どもたちの笑顔のために」頑張っていきます。
事務局
新会長挨拶
就学期を迎えた子どもたちの地域での育ちを保障する制度として、平成二十四年(2012年)にスタートした放課後等デイサービスも早いもので制度創設以来十二年が経ちました。その間度重なる報酬改定や運営基準の変更、そしてコロナ禍などもあり、苦労もひとしおであったことと思います。けれどもそんな放課後等デイサービスも十二年といえば小学六年生、来年は中学に進学する年頃ということになります。この制度を利用する子どもたちも、また思春期の節目を迎えた「放課後等デイサービス」も、これから先どのように成長してゆくのかを思うと、そこには期待もあり、夢もあり、またさまざまな課題もみえてきます。制度開始当初より放課後等デイサービスの事業所は全国各地で増えつづけ、現在では夥しい数に上っています。すべての子どもたちがこの制度を利用することで「家庭」や「学校」と同様に、人間の成長にとって大切な意味を持つ「地域での育ち」を深め、広げ、充実させて、ゆたかな青年期の扉を開いてほしいと願っています。かつて放課後等デイサービスのような制度がなかった時代、障がいを持つ我が子を抱えて途方に暮れる家族も少なくありませんでした。その当時を知っている者にとって、様々な特色を持つ放課後等デイサービスの事業所がたくさん立ち上がってきた今日の状況は大変喜ばしいことだと思います。しかしながら数を増やしたというだけでは少し心配になることもあります。そこで過ごす子どもたちが本当に地域での育ちを深め、実りあるものにできているのかどうか。事業所の数だけではなく、これから来るべき未来の放課後等デイサービスにとっては、その中身、質を高め、思春期を乗り越え、大人へと成熟してゆくことが大変重要な課題になってくるものと思われます。そのためにはそれぞれの特色ある事業所がその持ち味を生かしながらも、ことさらに自説にとらわれ過ぎず、互いに謙虚に学び合って放課後等デイサービスに求められる実践の在り方を追求してゆく姿勢が大切です。自由市場の中で過当競争にしのぎを削りながら、黒字経営を維持してゆくのは容易なことではないではありません。人材難といわれる時代ですから職員の確保には一方ならぬ苦労もあるでしょう。また思いは誰にも負けないのに目の前にいる子どもにどのようにかかわったらよいのだろうかと、無力感ばかりが募ってくる、そんな時もきっとあるはずです。それは少しも恥ずべきことではありません。人間ならば当然のことです。けれどもどんな困難の中にあっても私たち千葉放課後連は子どもを第一に考える集いでありたいと願っています。すべての子どもたちとその家族が障がいを理由に社会の片隅に追いやられ、肩を落としてふさぎ込むようなことの無いように、子どもも家族も自信を持って、胸を張って、一度しかない当たり前の人生を精いっぱい生きてゆけるように。そのために私たちにできることはないだろうか、それを一緒に考えてゆきましょう。
千葉放課後連 会長
田中哲
法人概要
■協会名 | 千葉県障害児の放課後・休日活動を保障する連絡協議会(千葉放課後連) |
■所在地 | 〒276-0046 千葉県八千代市大和田新田453-126 特定非営利活動法人にじと風福祉会内 |
■電話番号 | 047-480-0801 |
■FAX番号 | 047-480-0807 |
■代表者 | 会長 田中 哲 |
■設立年月日 | 1999年 8月29日 |
■会員数 | 75名 |
■業務内容 | 障害のある子どもの、放課後及び学校休業日における活動を発展させる。 障害のある子どもの、発達及びその家族への支援・豊かな地域生活を保障される事を目的とする |
沿革
平成10年4月 | 印旛養護学校の保護者や先生を中心に佐倉市に千葉県内ではじめての障害児を対象とした学童保育所「あかとんぼ」が設立される。 千葉県障害児の放課後・休日活動を保証する連絡協議会(設立準備会)の松浦俊弥氏が中心になってメールマガジンの発信を開始、県下の放課後活動の様子を発信する。 |
平成11年8月 | 千葉放課後連設立総会が行われ、会長 園山満也氏、事務局長 松浦俊弥氏が決まる。その時活動が確認できた会は5団体で、いずれも父母の会等による自主運営であった。「あかとんぼ」(佐倉市)「はなまるくらぶ」(松戸市)「にじと風」(八千代市)「きらら」(鎌ヶ谷市)「サンガ」(船橋市) またレスパイトケアを実施している事業所等も確認できた。 |
平成12年8月 | 県単独事業として「障害児・者在宅支援事業援助会」の開始。 1団体年70万円。 団体会員は10団体になる。その構成は、放課後活動やレスパイト実施団体等。 一方全国においては、26都道府県において131団体、3082名の子どもたちが「障害児の学童保育的活動」を利用していたことが調査によって判明。 |
平成13年 | 今年度より、毎年8月の総会時に講師を招いての勉強会を実施。 県内登録20団体。 堂本千葉県知事と直接懇談し「千葉県養護学校等児童生徒放課後対策事業援助金」の制度つくりの要望をおこなうとともに知事への手紙も各団体が書いて手渡す。参加者は計14名(あかとんぼ父母の会代表をはじめ12団体) |
平成14年 | 15年からの支援費制度開始を前に、障害児学童が「児童デイサービス」事業所となることが可能かどうか、県・国へヒアリング。結果、「児童デイサービス」は就学前児を対象としたサービスであると国から回答。4月から支援費制度の開始。一部の団体は、ヘルパー事業所へ移行。 一方、首都圏の連絡会等が連携を取り全国組織結成に向けて動き始める。 |
平成16年 | 8月長野にて障害をもつ子どもの放課後保障全国連絡会(略称「全国放課後連」全国から約100名参加)の創設。学童が放課後活動する団体に対する「障害児タイムケア事業」の創設を国に要望。 |
平成17年 | 「障害児タイムケア事業」補助金制度の開始。しかし、その補助金は単価が低く現状を反映していなかったため、利用できる事業所は少なかった。千葉県内の登録団体は19団体になる。 「全国放課後連」を中心に小~高校生の放課後活動を「児童デイサービス」に組みこむことを要望。 その結果、小学生までが「児童デイサービスⅡ型」事業対象となる。この事業に県内の多くの放課後活動団体が参入しはじめた。事務局長松浦氏の退任。 今年度の総会以降、千葉放課後連の総会は開催されず。 |
平成18年 | 障害者自立支援法の制定により、「児童デイサービスⅡ型(放課後型)」が施行された。 この事業を利用した障害児学童の新設が増え、放課後活動の多様化がすすむ。 |
平成21年4月 | 報酬単価の改正により、「児童デイ」の報酬単価がほぼ元通りになる。また、資格・体制等が整った事業所への加算が新設される。現在、確認できている千葉県内の「児童デイサービスⅡ型」は77箇所である。(事業所としてⅠ型Ⅱ型の明記は無い為、開所時間や運営形態から推測される数。)児童デイ以外(日中一時支援事業やその他自主運営含む)で放課後活動を実施している事業所は35箇所。 |
平成23年11月 | 千葉放課後連再結成総会開催 |
平成25年11月 | 全国放課後連研修会東日本研修会千葉県にて開催 |
添付書類
千葉放課後連会則【2024年6月15日改訂版】 (2015-01-15 ・ 1499KB) |